サッカー馬鹿に恋
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 ̄ ̄ ̄ ̄
『葵~!!起きて起きて!今日朝練だよ!』
「ん~…あと5分…」
『…もぅっ』
あたしと葵は、家が隣で幼なじみ。
高校にあがったあたしたちは、朝練がある日、毎朝こんなふうに騒いでいる。
葵が起きないから、あたしが起こしてあげてるわけ。
『葵!5分経ったよ!』
あたしは、葵の被っていた布団を奪った。
「…あー、ねむ……」
『早く着替えて準備!』
あたしは、ベッドに座り込んだ葵に制服を投げ渡した。
『外で待ってるからね!』
「はいはい~」
大きなあくびをしながらそう返事をした葵。
こんな葵でも、カッコいいときがある。
それはね……―
サッカーをしてるとき。