キスから。
俺は恥ずかしい現状に
耐え切れずに
言葉を挟んだ。
「あ、あのさぁ…」
ビックリしたような顔で、
言いかけていた言葉を
飲み込んだ桐谷。
しかし俺は
その空気に耐えれずに
話を続けた。
「あんな人前で
キ、キスなんかされたら
本当迷惑なんだよね!!
しかも今、好きですとか
言いかけてた??
俺さぁ、
お前みたいに男遊びとか
薬とかやってるヤツは
好きになれねぇって」
勢い余ったとは言え、
俺は最低の言葉を
口にしてしまった。