キスから。
至近距離の、桐谷の顔が
良く見える位置。
俺はそんな位置で、
ちゃんと目を見て
ゆっくりと口を開く。
「だから…
昼間は途中で話
割っちゃったけどさ、
今度は俺から
言わして欲しい………
これからは、
桐谷の一番近くで、
ずっと
見ていさせて下さい。
……だから
俺と付き合って
もらえませんか??」
軽く会釈をした。
桐谷は一瞬惑っていたけど、
涙混じりの笑顔で
「よろしくお願いします」
と言ってくれた。
恋に順番なんてない。
キスからのスタートだって
いいだろ…?
*Fin*