ルイとサク
一応禁断という訳で、堂々デートはできない。
だから俺ん家に呼びまくり。
俺って変態だから。
サクは一緒にいるだけでいいって言ってくれる。
すっげー可愛い。
今日は日曜日ってことで、家に呼んだ。
合鍵も渡してある。
ソファーに座ってくっつく。
ほんのり石けんの香りがしてきたりして、サクはいつも良い匂いがする。
やべぇ、くっちまいてえ…。
「ルイ?お買い物行こうよ」
「バレたらやばくね?」
「ルイ臆病だね」
「サクを手放したくないから臆病なの」
引き寄せてギュッてする。
「ルイが告ってくれたのって、アタシが好きなのわかってたからでしょ?」
まぁそれもある。
「俺がサクを好きだからだし。断られたらどうしようとか思った。俺、臆病だから」
地雷は極力避ける。
サクは俺に逆らえないんだ。