ルイとサク
信じてるなら問題ない。
そんな時にサクから来たメール。
「今日お泊りに行っても良い?」
相変わらず絵文字の程よく入ったメール。
大丈夫。
サクの心は俺のところにちゃんとある。
お揃いのネックレスをワイシャツの上からそっと握り締めた。
つながりがここにある。
安心しろ?
廊下ですれ違ったサクは、飯崎と一緒にいた。
楽しそうな笑顔を浮かべて。
やっぱり可愛い。
男なんてたまたまだろ?
そもそもサク自体を見間違えたのかもしれないし。
それだ。
そうに違いない。