ルイとサク



正直言って、ばれてもどうにでもなるんだよ。



サクは訳あり生徒。



身寄りが誰もいなくて一人暮らしをしている。



だから世話をしてやってるとか、心配だったとか、相談を受けてたとか言い訳のしようはいくらでもある。



腕を組んでることを見られたら、ちと苦しいけど。



サクの好きそうなショップに入る。



その中で俺とサクに似合いそうなペアのネックレスを買う。



名前を掘ってその場でサクの首につけてやった。



「ルイだ!ありがとう!」



そんな可愛い顔しやがって、今夜は覚悟しとけよ?



俺は自分でつける。



満足そうなサクの顔。



これで卒業まで頑張ってくれよ?
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