ルイとサク


結局なんだったんだ?この騒動は。



結局は安田の早とちりと、東子ちゃん先生の策略だったと言うわけか。



最終的に二人の仲が深まったから良かったとするか。



俺とサクの仲ももっと深まれば良いのに。



そんな中、楽しそうに男子と話すサクを見てしまった。



アイツ、誰?



いやいや、生徒同士の楽しい雑談だろ?



そんなのいくらでもある。



むしろ友達ができたことに喜ぶべきなのに。



もやもやばっかりが溢れてくる。



俺のサクだぞ。



気安く話し掛けんな。



あぁ…いかん…



俺だって教師の前に一人の男だ。



そりゃ嫉妬の一つや二つ、当たり前だろ?



次サクにゆっくり逢えるのはいつだろ。



早く卒業しちまえよ。



< 62 / 68 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop