__あなたに恋して__


「あっれ?・・いないし」


この声・・・

瞬間的に振り返ると

あのひとっ!!!

「あっ!ねー このくらいの小さい男の子 見なかった??」


うぇええええええ?!?!?!?ははは・・・話しかけて・・・きた・・・

「ぇ・・・?いや・・・」

フツーにかっこいいと思ってたけど


間近でみるともっとカッコいい!!

「やっぱ見てないかー。坊主頭のこ!」


「そのコになんかあるの?」

勇気を振り絞ってこっちから聞いてみる。

「んー?あのなー・・・」

そう言いながらその人ゎ

あたしの横に腰を下ろした。

えぇぇええ・・・!!!

ちょっと・・・。

「昨日その坊主が俺と遊びたい!ってここで言ってきてさー用事があるからムリって断ったんだけど・・・・」

「・・・うん」
 
「かーなりしつこいゎけ・・・で じゃあ10時からあそぼぉ!って言ってきたからOKしたんだけど・・・・いないじゃんっ!みたいな・・・」

へ・・・へぇ・・・


で イケメンにゎどーやって反応すればいいのっ?!

「そ・・・・そうなんだ。」

とっさによくある返答を・・・


「うん。ってか昨日もココいたよね!えーと・・・何さん?」

え?!あたし今名前聞かれてんの?!

「か・・・奏・・・だけど・・・。」


「ふーん!奏ちゃんかっ!え、音楽とか奏でちゃうから奏ちゃん??」


え?

「いや 音楽とか奏でちゃわないけど奏なんだ・・・ょね・・」

いやいや意味がわからん。

この人・・・顔カッコいいけど

中身ゎ バカ?天然?

「俺の名前ゎねー・・・・」

「なに?」

「しりたい??」

・・・・ぅわっ!めんどくさ。

「うん・・まぁ」

「純、ってゆーの!」

  純・・・・

「純粋の純!!よろしくね♪奏ちゃん♪♪」

そう言って差し出された手

「う・・・うん!よろしく」

あたしゎその手を握る。

純がニコッと笑ったとき 風が

純の茶色い髪をやさしくなびかせた。
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