__あなたに恋して__
みんな帰ってしまった後は
1人ぼっち・・・
「・・・・ヒマだなぁ・・」
ベットの隣の棚的なものをなんとなく開けてみる。
するとピカピカと光ってるあたしのケータイ・・・
「あっ!ケータイだっ!壊れてなかったんだ♪♪」
開いてみると
なんと「着信20件」の文字
「えぇっ?!」
ダレ・・から?
「・・・梨・・・花?」
え?この人・・ダレ・・?
サァーーーっと血の気が引く気がする。
一気に何かを忘れてるような不安が押し寄せる・・・。
どどど・・どうしよ・・・。
なんか1人でいることが怖くなり
ナースコールを連続で押す。
「はいはい。そんなに何度も押さないで下さいね?」
すこししてから来た1人のナース。
「あ・・・あの・・」
「どうしたの?」
怖い・・今わただそれしか感じない。
「あ・・たし この人わかんないんです・・・。」
震える手で必死にケータイをナースの人に差し出す。
「え?」
それだけ言うとナースはケータイを受け取り画面を見る。
「ほんとに?ちっとも思い出せないの?」
「・・・・・はい。」
「わかったわ。少し・・まっててね?」
ナースはあたし1人しかいないこの部屋から
小走りで出て行った。