夏雨シロップ。

君と私の雨の日、




――懐かしい思い出、

だけど私は
あの時の傷がまだ全然癒えてない。



...だって会っただけでなのにあんな動揺して、


格好悪。私...


トボトボと雨を避けずに
歩いているとふいに誰かに肩を捕まれる。


「...へ...」


「...ハァ..ァ...いたッ」




今まで走っていたかのように息が切れてる。






...ってか、


田辺くん...?





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