夏雨シロップ。



「...これで、拭いて?」


「あ...ありがとう」


真っ白なタオルを渡され、内心びくびくした私もゆっくりと髪を拭き始めた。



「...話始めても、いい?」


様子を伺っていた田辺くんは私が返事をしたのを見て、ゆっくりと息を吸った。






「...俺、ずっと...






園部が好きだったんだ」






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