好きになっちゃ悪いかよ?
「あのさ......咲菜......その......」

俺は何て言ったら良いのか分らなかった......



「ねぇ、理緒。」

咲菜が俺の名前を呼ぶ。

「ん?」

「お願いがあるの。」

お願い?
何?って俺が聞くと

咲菜は

「今度の大会で勝って......」

と、俺に言った。

正直、自信はなかったけど、俺は分ったと頷いた。
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