好きになっちゃ悪いかよ?
ぶわぁぁぁ。

突然、強い風が吹いてきた。



「うわっ。なんだこの風!」
風と一緒に砂も飛んできたから、俺は一瞬目を開けられなかった。



少し風がおさまり、目を開けた俺の前には

桜の花びらが散りゆく中、風で髪をなびかせている咲菜がいた。
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