好きになっちゃ悪いかよ?
「咲菜!」

咲菜は足を押さえてその場に倒れていた。

周りにはハードルが散らばっている。

「いったい何があったんだ?」

俺が聞くと、マネージャーの一人が口を開いた。

「それが......私達がハードルを運ぼうとしていたら、バランスを崩して落としちゃったんです。咲菜先輩は私達を庇って......」



こいつは、後輩思いだもんな......
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