君に愛の唄を
何となく見た携帯の時計にびっくりした。
「やば!!もう7時過ぎてんじゃん!」
"書き出すと止まらない"
私の悪い癖だ。
サラリーマンも、もういなくなっていた。
私はサラリーマンが座っていたベンチを見つめたあとに公園を出た。
上を向けば星空。
星の数だけ人がいる・・・
星の光みたいに人も輝きを持っている。
……それが才能。
ただ人の場合、他人に見えない。
しかも、星が昼間に光っていたって綺麗に見えないよね……
星の後ろが真っ暗な世界だからこそ輝いて見えるんだ。
人も真っ暗な辛い世界になった時に本当の輝きに気づくのだろう。
星空を見るとそう思えてくる。
いや、そうとしか思えない。
そう思うと"星"が綺麗というわけじゃなくて、"星空"が綺麗なんだよね。
だから、人だって輝いた時は周りのお陰なんだ。
私の場合、ファンがいるから輝いて見えるんだ。
だから、私の一番の幸せはファンがいること。