君に愛の唄を


「昨日はごめんなさい」



このグループのリーダー的な存在の……三枝木さん?だっけ…


三枝木さんの後に続いてみんながごめんと謝ってきた。



「全然いいよ。私は気にしてないし…」



私は本当に平気。


だって、あなた達のおかげで蓮と仲直りできたし……キスも…できたし?


とにかくパッピーだったんだから気になんてしてないんだもん。


うん、うん。



「ありがとう…」



そう言って三枝木さん達は私のもとから去って行った。



「心菜は甘いねー」


「いいの。本当に気にしてないもん」



そう言った私に、怪しい笑みを浮かべた紗英が近づいて来た。


そして耳元で…



「沢村蓮とキスできたから?」



紗英の…



「バカッ!!」
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