君に愛の唄を
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「はぁ…」
ベッドに寝そべりながら上を向いた。
真っ白な天井には、蓮のいろんな表情が映って見える。
だけど、どの表情も笑ってるんだ。
「……蓮」
大好きな人と想い合えてることが、なにより嬉しくて幸せで……
私の表情を笑顔にしてくれる。
怖い…
こんなに幸せが続くと、いつか見失いそうで怖いんだ。
この幸せが、いつか当たり前になって幸せだとも思わなくなるのかな?
そんなの嫌だ。
想いが通じ合ってるって凄く幸せなことなんだよ。
ただ、一緒にいられることも幸せ。
忘れたくない。
…目が重たい。
そのまま私は眠ってしまった。