君に愛の唄を

だけど、ケジメはつけたいと身勝手ながらに思っている。


そうじゃないと次に進めない気がする。

……いや、進めない。



ケジメ…告白。


こんなに、私は陸が好きなんだよ～って伝えたい。


私の片想いのゴールとして陸に告白する。



青春の一時に私は陸という素敵な人に恋をしていた。

その証を残したい。



そして、その証を胸に私は次に進んで行く。




「そうか、陸さんは結婚したのかぁ…だけど、心菜はいい恋愛してるね…」


「そうかなぁ？　紗英は最近できた彼氏とラブラブじゃん！」



紗英は最近彼氏ができた。

でも、私の恋愛に憧れるっていつも言っている。


私は相思相愛の方が憧れるけどなぁ。



「片想いって楽しいもんじゃん？両想いって片想い体験してると少し退屈な感じするもん」