【完】好きです片桐くん!!
プロローグ
ワアワアと歓声が上がる中、スパーン!という音が鳴り響いた。
その瞬間だ。
私の目の前は煌めき、瞬き、心の中でもスパーン!という音がした。
落ちた。
落ちる音だ。
何かが落ちて、その瞬間に私の人生の進路は変わった。
「美羽、どうかした?」
「―――私…」
それは、恋。
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