【完】好きです片桐くん!!
「な、何で言ってくれなかったの片桐くん!!よし、今から片桐くんの主将さんお祝いパーティーをしようっ!!」
「別にいいよ」
「別によくないよ!!ああー今からじゃ間に合わないな…明日だ。明日やろっ!!」
「だから別にいいって…ああもう、こうなるから言いたくなかったんだ」
片桐くんはそう言って、呆れたように深いため息をつく。
だが私はそんなの関係ないと言うように、一人でワイワイ盛り上がる。
「あー美羽ちゃん。明日は片桐は―――…」
「先輩!!そのことは絶対に言わないで下さいよ」
「えー!!まぁ…別にいいけど…」
「え?なになに??明日何かあ―――」
「橘はいいから。さ、帰るんだろ?行くぞ」