【完】好きです片桐くん!!
「だってミサキ、あの辺に家あるしー。あんだけ美羽ちゃんが大声で叫んでたら、誰だって気付くわよお」
「ふ、ふえぇ!?じゃあ…全部見られてたんですか!!?」
「もちろん♪」
ニコリとミサキさんは笑って、携帯をパタンと閉じた。
「ねえ巧。お買い物、美羽ちゃんと行かないならこの写真バラまくわよ??」
「はあっ!?」
「お!いいねそれ〜」
片桐くんは絶叫し、南条先輩はご機嫌な様子でミサキさんに抱き付いた。
「ちょ、先輩なに抱き付いてんですか!?邪魔だしい!!」
「ねえねえミサキちゃん。その写真、俺に送っといてくれない?」
「だから、先輩邪魔だって言ってるじゃないですか!!ミサキ邪魔な人キラ〜イ」
「良いじゃん、ね?」