【完】好きです片桐くん!!
「美羽ちゃんどうして後ずさりなんかするの?ああ、この前のキス、刺激が強すぎちゃった??」
「〜〜〜〜っ!!?」
「先輩っ!!」
顔を真っ赤にする私を、また片桐くんは思い切り引っ張った。
だが、怒鳴るどころか私を自分の後ろにやって南条先輩の間に入ってくれた。
「なんだよ片桐、妬くなよ〜。口にはしてないんだからさあ」
「そういう問題じゃないでしょう…」
「そうよそうよ!巧の言うとおりよ!!ミサキ、先輩みたいな軽い人キラ〜イ」
片桐くんどころか、ミサキさんまで私の前に立ってくれる。
「あら?俺が悪者みたいじゃない」
「悪者でしょう。違いますか?」