【完】好きです片桐くん!!
「そしたら案の定、片桐妬いてるもんなあ!あの顔は今でも忘れられないよ」
笑いをこらえるようにして、南条先輩は一気に話した。
完全なる、確信犯だ。
「でも、別に片桐くんはそんなことで妬いてなんて―――…」
パッと、片桐くんの顔を見た。
………え??
「片桐…くん?」
「―――つっ…」
今までに見たこともないぐらいの、真っ赤な顔。
片桐くん、本当に…妬いてくれてたの?え?本当に??
「あ、あの…っ」
「……とにかく、何が理由にしろ剣道部員としてふしだらな行為はやめてください」