【完】好きです片桐くん!!
片桐くんはキリッとした表情で、南条先輩にそう言った。
「分かってるよそんなこと。今度、他校との交流試合があるからね。ヘタなことは出来ないよ」
「交流…試合??」
交流試合?試合…試合…!?
「かかか、片桐く…今度試合があるの!?」
バッと片桐くんに顔を向けて、キラキラした目で片桐くんを見つめる。
「ん?ああ…あることはあるが、橘は来るな」
「えええええ!?なんでなんで?なんで私、行っちゃいけないの??」
不安と寂しさを入り混じれた顔を、片桐くんに向ける。
そんな、また片桐くんの試合を見られないなんて…
「いやだあああ!!」