【完】好きです片桐くん!!
「女の子と一緒に合宿!お泊まり!!夜はドキドキのラブハプニングが―――」
「何言ってるんですか南条先輩!あなたって人は…っ」
「ミサキ、変態ってキラ〜イ」
「な、ななな…っ」
片桐くんとミサキさんは軽くあしらってはいるが、私は顔を真っ赤にして口をパクパクしている。
お泊まり…夜…ラブハプニング…
「う、うおお…大人の世界」
「橘は何を想像してんだ馬鹿っ!!」
「いだっ!!」
片桐くんに頭を叩かれて、やっと思考回路が正常な物に戻る。
「ねえねえ美羽ちゃん。俺と一緒に大人の階段を上らない?」
「は、はう…?」
先輩はスススッ…と、自分の指を私の頬に這わせた。