【完】好きです片桐くん!!



片桐くんの所に行こうとしたら、ミサキさんからグイッと手を引かれた。


「いちよミサキたちはマネージャーとしてここに来てるの。マネージャーの仕事も、ちゃんとしないとね♪」

「……え…」


ヒクリと、頬が引きつる。


「さあ、やらなきゃいけない事は沢山あるわよー!!!」

「いやあああ!!」


そのままミサキさんに、ズルズルズル〜っと引きずられていく。

あうう…せっかく片桐くんとずっと一緒だと思ったのに、こんなんじゃ…


「片桐くーんっ!!!」


そんな私の叫び声は、大きな海に消えていった…。



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