【完】好きです片桐くん!!



「マネージャー!お水ちょうだい!!」

「あ、はい!!」

「美羽ちゃんなにしてるの!それお水じゃなくて洗剤!!」

「はうう!?」


前の、パーティーの光景がフッと脳裏をよぎる。


「す、すいません!何で間違っちゃうんだろうな…??」


しかも服装は上下ジャージ。

乙女の欠片も無ければ、こんな格好でラブロマンスが生まれるわけがない。


「いいよ気にしなくても。まあ、慌てず頑張れ橘」

「そうそう!ゆっくりちゃんとやれば出来るからさ」

「はうう…皆さん、ありがとうございますう」


みんなの優しさで、おもわず目がウルッとなる。



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