【完】好きです片桐くん!!



「美羽…ちゃん?」

「片桐くんはモテるから…片桐くんが他の女の子を見ないぐらい、私は可愛いのかなって…」

「ん〜、俺は美羽ちゃんは凄く可愛いと思うよ??」

「ほ、本当ですか!?」


私は両手を合わして、南条先輩の顔をバッと上げた。


「まあ、人にもよるけど…」


南条先輩のその言葉に、私のテンションは一気に低くなる。

そしたら南条先輩は少し慌てたように、私の頭をポンッと叩いた。


「で、でもさ!きっと片桐は顔とかじゃないと思うよ??」

「でも…っ」

「後で片桐に俺が聞いといてあげるよ。きっと、答えは俺と同じだと思うよ?」

「は、はい!!」


「お願いします!」と言って、私は深々と頭を下げた。

きっと大丈夫だよね。

きっと……



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