【完】好きです片桐くん!!
「今日から剣道部でお世話になります、高遠と言います。宜しくお願いします!!」
そう言って、目の前で高遠くんは他の剣道部員たちにお辞儀をした。
う、うそおおお!!?
「た、たた高遠…くん」
「あ、橘先輩!!」
高遠くんは私の姿を見ると、足早に私に近付いてくる。
「まさか橘先輩が剣道部のマネージャーだったなんて…ビックリです!!」
「わ、私もです…」
まさか高遠くんが、剣道部に入ってくるなんて―――!!
「なになに?高遠くんと美羽ちゃんってお知り合いだったの??」
ニュッと、南条先輩が顔を出してきた。