【完】好きです片桐くん!!



そこまで言って、ハッと片桐くんは気付く。


「な…そんなこと、口に出して言えるかっ!!!」

「な、何でよ!言ってよお!!」


片桐くんの袖を掴んで、必死にお願いする。

だが片桐くんもなかなかの強情で、私の腕をひたすら振り払う。


「言ってよ片桐くん!ね??」

「……じゃあ」


今度は片桐くんが私の腕を掴んで、グイッと引っ張った。


「俺がそう言ったら、何でも…言うこと聞くか?」

「え…?」


何…でも??



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