【完】好きです片桐くん!!
そしてそのまま、三人だけのパーティーが始まった。
ままに失敗はしたけど、なんとか片桐くんや南条先輩がフォローをしてくれた。
「―――ふう、今日は久しぶりにいっぱい食べたなあ」
「本当、先輩はパーティーを満喫してましたよね」
「なーに言ってんの!片桐も楽しそうだったじゃないの!!」
そう言って南条先輩は、片桐くんの背中をバンバン叩く。
私はそんな光景を見ながら、時間をチラチラと気にしていた。
もうすぐかな…。
「私、ちょっと電話かけてくるね!」
ニッコリとそう言ってから、私はふすまを開けて廊下に出た。