【完】好きです片桐くん!!
「ふふふ…」
実は今日のために、近くのケーキ屋さんに特大ケーキを頼んでいるのです!!
「片桐くんの主将さんお祝いパーティーだもん。これぐらいしなきゃね」
そして私は電話のボタンを押して、そのケーキ屋さんに電話をする。
もう、出来てると思うんだけどなあ…
『―――はい』
「あ、あの。ケーキを予約していた橘と言うんですが……」
『橘さま…ですか?』
「はい」
電話口に、品の良さそうな女性の声が聞こえてきた。