【完】好きです片桐くん!!
「え?あ、あの!!」
グイグイと引っ張られ、ズルズルズル〜と剣道場から引っ張り出される。
「ほ、本当に教えてもらっても良いんですか??」
「良いわよ別に!!ミサキ、可愛い子には凄く弱いの♪」
そんな会話を繰り返している間も、どんどんどんどん道を進んでいく。
「あ、ここよここ!!」
「ここが、片桐くんの家…」
ミサキさんが指を指した家は、シンプルな茶色い外壁の一軒家だった。
ふわあ…こ、ここが片桐くんの…
「じゃあミサキ、見たいテレビがあるから帰るね〜!」
「え、えええ!?ミサキさん帰っちゃうんですかっ!?」
「ミサキ空気読める子だし〜、まあ頑張ってね美羽ちゃん!」