一つの光

用意が終わり学校を
出ると 結菜は誰かに
電話をしていた

『〜…わかった』

電話を切ると

『潤くん達ねもう駅前の
マックに居るらしい』

と言っていた

二人で歩いてると結菜が

『彩穂って笑顔が
悲しそうだよね』

と言ってきた
動揺した 始めて
言われたから

『あっいきなりごめんね
でもなんかあったら
言ってね 今日友達に
なったばっかだけど
彩穂とはもっと仲良く
なれる気がするんだ』

って照れたように
話してくれた

『笑顔が悲しそうなんて
初めて言われた
なんか…ありがとね』

私は笑顔がかわいくて
素直な結菜ともっと
仲良くなりたいと思った
こんな気持ちに
なったのは
初めての事だった

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