キラキラ☆
「何だよ、奈緒。そんな意外そうな顔して。」


麗香先輩はちょっと頬をふくらまし、睨むような感じで言った。


「…え。…あ…。」



「その頃のあたし、すっごい気弱でさ、何にも言いかえせんかった。
そりゃあ酷かったとよ。机の中に子猫の死骸入れられてたり…。
お金も盗られたねぇ…。当時の担任は見て見ぬフリ。
面倒が嫌だったとやろね。
毎日がきつくて辛かった。」


先輩はさらりとそう話したけど、その時は本当に辛かったんだろう…。


「そんなんが2ヶ月以上も続いてさ、さすがにあたしも耐えらんなくなった。」



麗香先輩は短くなったタバコを灰皿に押し付け、火を消した。













「屋上から飛び降りた。」




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