キラキラ☆
「やっぱり、カッコいいなぁ…。麗香先輩は。」


あたしは思わずそう言った。


「カッコいい?あたしが??」


麗香先輩は目を丸くして聞き返してきた。

「うん。カッコいい。それに強いよ。
なんかさ、今のあたしが前より少し強くなれた気がするのは、麗香先輩のおかげだと思うと。」



「何言ってんだよ。あたし何もしとらんたい。お前が強くなったのはお前の努力だろうが。」


麗香先輩はまたタバコに火をつけた。



「きっと、麗香先輩とあたしが出会ったのは偶然なんかじゃなかったとよ!」



…そう。きっとあたしと麗香先輩は出会う運命だったんだ。



「…恥ずかしいこと言うなよ。奈緒。
でも、そうかもな!」


麗香先輩ははにかんだように笑った。



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