キラキラ☆
息を弾ませながら、インターホンを押す。

「はぁ~い」


応対に出たのは、竜也のお母さん。


「あら。奈緒ちゃんいらっしゃい。上がって。」


あたしをみておばさんはニッコリ微笑んだ。


「こんにちは☆おじゃまします。」

「竜也もうすぐ帰ってくるよ。…あらあら、けっこう雨に濡れたね~」


おばさんはそう言ってあたしにタオルを差し出してくれた。


「ありがとうございます。」


あたしは素直にタオルを受け取る。


竜也のお母さん、大好き☆いっつもやさしいし、それに美人!!きっと竜也もそれを受け継いだんだね(照)



おばさんにお礼を言い、あたしは竜也の部屋に向かう。竜也の部屋は一階の廊下の一番奥だ。



ガチャ…


部屋の扉を開けると、いつもどおり、竜也の匂いとタバコの匂いがする。


< 76 / 169 >

この作品をシェア

pagetop