さくらな二人。

「え?」


「気持ちは嬉しいけど、ごめん。俺は無理だ。」






また2年前と、同じような事になるかもしれない。

お前がまた泣くかもしれない。

傷つくかもしれない。

それが嫌なんだ。







「やっぱり、重い女は嫌だったよね。」


「違う。」


「?」






お、おい俺?!
否定して何を言うつもりだ?







「俺にとっても、お前は特別だから。」


「特別…な、の?」


「あぁ。だから傷つけたくねぇの。」



< 16 / 24 >

この作品をシェア

pagetop