さくらな二人。

「…∑ちょ、たた隆久?」


「いいから黙れ。」






黙れって…。

いきなり腕を引かれたかと思ったら、すっぽり隆久の腕の中。
目の前の景色は変わらないのに、背中から隆久の温もりが伝わってくる。






「誰かきたらどうするの?」


「ん?だってカレカノらしいことしたかったんでしょ?」






振り返って隆久の顔見たら、いつもの笑顔。

酷いよ…。

もう別れるのに、こんな事されたら嫌いになれないじゃん。








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