極彩色のモノクローム

「僕が奈々だったら、

好きな人と結婚出来た?」



部屋の中は静まり返る。



「そうなんだね。」




掠れた声で呟くと、

私は、

家を飛び出した。




< 103 / 173 >

この作品をシェア

pagetop