極彩色のモノクローム


「…は?」


その言葉の意味を理解できなくて。


私は横になったままだった体を起こした。


「だから、俺はただの奈津の担当医に戻るから。」


いや、待ってよ。

全然頭がついていけない。

なんでマスターが、私の事…?

というか、淳弥とか呼んじゃう関係?


「…わかるように説明して。」


私の言葉に、二人は目を合わせた。


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