Your smile
先生が私たちの学校に赴任して

約半年が経った頃。

帰り、学校の階段で

先生とばったりあった。

私は小さな声で「さようなら」

って呟いた。

すると、


先生に。


((ガシッ))

腕をつかまれた。

『っ…』

そして先生はこう言った。

「ねぇ、俺のこと嫌い?…」

『…さようなら、』

私はそのつかまれた手を

振り切った。


嫌い…なんか

言えなかった。

その頃から、少しづつ

わからないけど

多分。

私は

自分の気持ちに気付き

始めていたかもしれない・・・

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