街で君の唄を聞いた



まあそんなこんなで話し終わった訳ですけども。
終わった数分後、数十回以上のノックがされて、渋々開けましたらレザでした。



「コルク!大した用は入っちゃ駄目って決めたやろ?」

「おい、何でそーなる」

「はー…。レザは分かって無いんやなぁ。これだから精神的に子供なんやって」

「何やて…?」

「はいストーップ」



沸騰しかけた二人の間に居たため、言葉に挟まれていた。
これ以上煮込んだらヤバいだろ。

止めないと絶対爆発する。
いや、多分そこまでじゃないけど。

まあ挟まれるのは嫌だったし。



「そや、これ持ってきたんやけど、食う?」

「お、アルマニア!懐かし〜」

「ナンダソレ。グミか。あれだ、ポイプル的な感じか」

「…取り合えず食うか?」

「食う!」

「あははー。レイヒちゃんオモロい」

「口封じに詰め込んだろか」

「酔うわ」



で、あっという間に無くなりました。ポイプル的な存在のお菓子のアルマニアとかいうやつ。
や、ポイプルだったな、アレは。
姿形は違う言えど、味は全く一緒という摩訶不思議のお菓子。
何処でその味をこっちの世界と同じに作れるんだろうか。


ま、旨かったからいいんだけどさ。





んで、その後メレナとカヅムまでやってきて、5人でわいわいがやがやしましたよ。(もう一人は放置)
お菓子パーティーみたいな感じで楽しかったなぁ…。
この世界のお菓子、少し城で食べたことはあったものの、庶民的なお菓子は初めてだ。

だから余計嬉しかったかも。


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