街で君の唄を聞いた
「…ん……の…」
うるせ。
「し……ん…か?」
あたしの安眠邪魔しないでよッ…。
「…た……ろ」
だぁーかぁーらぁー…。
「生きてたら返事しろ!」
どぇっ!?
天使や神様ってこんなに口調荒いの!?
嘘嘘嘘。
聞かない事にしよう。
「…はぁ…」
溜 め 息 つ か れ た 。
…アレ 何か頬をツンツンつつかれてるような…気が、する。
うん。つつかれてる。
「…お前生きてるだろ」
え
「息してっから分かんだよ」
あ、ソコですか。
ええぇぇえええええぇえええぇぇぇえ!?
「あたしッ、生きッ、生きてるぅぅ!?」
「ああ。生きてんぞ。俺がいるからな」
「死んでるかと思った…。うん。だって踏切越して電車にドカーン☆だもんね…」
「……お前頭大丈夫か?」
「いやそもそも、宿題残しておくのがいけなかったんだよ。そしたら寝坊せず、遅刻せずのいっつもどぉーりのライ……フ…」
草原 茂み 木 馬 一人の男性
「…Where?」
「……そんなに病院行きたいか」
「そんな!!病院だなんて!!あたしの頭は正常だから病院なんてNO!!」
「煩い黙れ」
「…ハイ……スイマセン…」
よく見ると、紺色の髪の毛をしてて、金の瞳をしてる。
なんてありが…。
ありがち??
さっきの単語で思いつくのは
ファンタジーな世界にトリップしてしまったという
非現実的な事。