街で君の唄を聞いた
あ、でもベルアーノさんは王だったんだから、直系の人に聞いた方がいいんでね?
となると、ジュマルド皇子に聞けばいいのか。
あは、何か簡単な事じゃん。
力継いでんのか知らんけど。
「あぁそうそう」
「ギャーッ!!いきなり後ろにくんな!」
「ギャーって君は女の子らしい声を出さないのか?あ、そう、でネ?ジュマルドに聞いてもメレナに聞いても無駄だよ」
「昔のことをよく知らないから?」
「違ーう。知ってたとしても、関係無いヨ」
「は?どゆこと?」
「次のお話は生きてたら〜♪」
「また!?」
「じゃあーねー」
…ああいうのを神出鬼没というのだろうか。
オレンジで綺麗な顔しやがって。
何だアイツ、あたしに喧嘩売ってんのか!上等だコルァ!!
…400年前、救世主何ていたのだろうか。
いたとしても、生きていたのだろうか。
もし、生きているのであれば、それはもしかしてのもしかして…?
何てできた話だろうか。
もはやこれは与えられた運命としか言いようがないじゃないか。
言われた通りの道を進むしかないの…?