もう1人の彼氏
「お疲れ様。飲みに行こっか。」
そう声をかけてきたのは、仕事のパートナーである、1歳上の男の先輩。
朝6時から夜10時すぎまで、毎日机を並べて一緒に仕事をしている。
あーでもない、こーでもない、言い合ったり、
愚痴をこぼしあったり、
慰めてもらったり、
怒鳴られたり、
助けられたり、助けてあげたり…
先輩は、入社した時から総合職で、今までいろんな企画を立ち上げてきた人だし、何てったって東大卒だから超頭いい。
太刀打ちできるわけもない。
だけど、人に教えるのが、ものすごい下手。
聞き返すと、丁寧に教えてくれることもあれば、
「はっ?なんでこんなのも、わかんねーの?」とキレられることもある。
ムカつく。
正直、1歳上とは思えない老け顔だし、絶対彼女いないな、いつか仕返ししてやろうなんて思っていた。
今まで私に冷たくした男なんていなかったのにー…
いつか痛い目に合わせてやる。なんてね。
だけど日を追うごとに、息が合ってきて、
キレられたら、私も負けずに怒鳴り返すようになった。
そんな私と先輩のやりとりを見て、上司が
「ほんと、おまえら息がピッタリだよなぁ…。お互い、もっと早く出会っていたら良かったなぁ。そしたら絶対結婚しろって言ったのに。あぁ、今からでも遅くない、お前らまだ結婚してないんだ、お互い別れてお前ら2人が結婚しろ。」
なんて言ってくるようになった。
「そうしちゃいましょうかぁ〜?(笑)
アハハ〜。
じゃ、私、今日は結婚式の打ち合わせがあるので帰ります。
お先に失礼しまーす。」
「えっ?今日はもう帰るの?
飲みに行けないのか〜。
じゃあ、また明日な、お疲れ。
あ、残ってるレポート、やってこいよ。」
いつもは10時すぎまで仕事をして、その後、部の皆で飲みに行くんだけど、結婚式の打ち合わせの日は強引に定時に帰社してる。
結婚式をするホテルに向かいながら携帯を見ていたら………
【元気か?】
隆正からのメールだった…
そう声をかけてきたのは、仕事のパートナーである、1歳上の男の先輩。
朝6時から夜10時すぎまで、毎日机を並べて一緒に仕事をしている。
あーでもない、こーでもない、言い合ったり、
愚痴をこぼしあったり、
慰めてもらったり、
怒鳴られたり、
助けられたり、助けてあげたり…
先輩は、入社した時から総合職で、今までいろんな企画を立ち上げてきた人だし、何てったって東大卒だから超頭いい。
太刀打ちできるわけもない。
だけど、人に教えるのが、ものすごい下手。
聞き返すと、丁寧に教えてくれることもあれば、
「はっ?なんでこんなのも、わかんねーの?」とキレられることもある。
ムカつく。
正直、1歳上とは思えない老け顔だし、絶対彼女いないな、いつか仕返ししてやろうなんて思っていた。
今まで私に冷たくした男なんていなかったのにー…
いつか痛い目に合わせてやる。なんてね。
だけど日を追うごとに、息が合ってきて、
キレられたら、私も負けずに怒鳴り返すようになった。
そんな私と先輩のやりとりを見て、上司が
「ほんと、おまえら息がピッタリだよなぁ…。お互い、もっと早く出会っていたら良かったなぁ。そしたら絶対結婚しろって言ったのに。あぁ、今からでも遅くない、お前らまだ結婚してないんだ、お互い別れてお前ら2人が結婚しろ。」
なんて言ってくるようになった。
「そうしちゃいましょうかぁ〜?(笑)
アハハ〜。
じゃ、私、今日は結婚式の打ち合わせがあるので帰ります。
お先に失礼しまーす。」
「えっ?今日はもう帰るの?
飲みに行けないのか〜。
じゃあ、また明日な、お疲れ。
あ、残ってるレポート、やってこいよ。」
いつもは10時すぎまで仕事をして、その後、部の皆で飲みに行くんだけど、結婚式の打ち合わせの日は強引に定時に帰社してる。
結婚式をするホテルに向かいながら携帯を見ていたら………
【元気か?】
隆正からのメールだった…