今日も明日も、君を



―――こうして見事?捕まってしまった私は、なぜかコンビニが入っていたビルのエレベーターをアイツと一緒に上っている。

私の格好はロンT一枚に着古したジーンズにスニーカー。
とてもこんなビルに似つかわしくない。

…なんだか自分がいかにみすぼらしいか見せつけられているようで、堪らない。

「静かだな?」

アイツに話しかけられたけど、話す理由はなに一つない。

私は沈黙を貫いた。



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