今日も明日も、君を



「さて。…本題だ」

応接室に通された私は、彼が私に会いに来た理由を話し出した。


―――彼の父親と私の父親は学生時代からの友人だった。

彼の父親は偶然私の存在を知り、調べ上げた。

そして、自分の息子に世話を頼んだ。


「てなわけだ。…手始めに俺の家は部屋が一つ空いているからそこに住め。いいな?」



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