今日も明日も、君を
誰だよ…
まだ乾かしていない髪をとりあえず一つにまとめ、ドアを開ける。
「…おい。相手を確認してから開けろよ」
一瞬誰だかわからなかった。
白いシャツに細身のジーンズを身につけた男性。
「誰だかわかんないの?真山!真山恭平」
まやま…
「なんでウチ知ってんですか?てかなんで…」
「今日引っ越すって言っただろうが。まぁ、当面の荷物だけ作ればいいさ」
そう言って家の中に上がろうとする彼を私は精一杯の力で押さえつける。
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