今日も明日も、君を



―――彼の手が触れた瞬間、電流が走った。

アンタと私は他人でしょう?

…なんでそんな、アンタが泣きそうになってんの。




目の前がかすんでいく。

「うちにおいで、栞奈。なにも心配いらないから」

なんでだろう。
俯いて、彼の言葉に頷いてしまった。



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